院長のつぶやき
予防処置のための武器
2019/11/27
院長のつぶやき
2019/11/27
予防処置のための武器
院長の北村です。
超音波スケーラーという機械は、超音波の振動によって歯石やプラークを吹き飛ばすことができますが、使い方を誤ると逆に歯肉を傷害することもあります。
歯肉周辺を傷付けてしまうと、傷から細菌が侵入して歯肉炎が生じます。
当クリニックでの歯科予防処置では、極力歯肉への傷害を避けるために「ペリオモード」という、傷害を与えにくい設定ができる機器を使ってきましたが、さらに最適な機種を導入しました。
スプラゾンのPMax2という機械です。
これは歯肉縁下クリーニングの専用モードを備えていて、かつ処置する領域に薬液を噴霧することができます。
消毒・殺菌性のある薬液を歯肉縁下に噴霧することは、人間の歯周病治療においても著効があるとされていて、今後の犬猫の治療にも生かして行ければと思っています。